ゴリッゴリのパワータイプに進化したトランスミッション
年始に配られた一割引きを有効活用しようと、選んだ結果がこちら。元々買う予定ではいたがどんどん後回しになっていたのでこれを機に購入。軽くレビュー。 トランスミッションもレビューしているが、今振ってもアンダーサイズでは間違いなく主力の一機種だと言える性能を誇る名機。そのバイメタル版だというわけで、勿論パワーアップしているのだがその上がり幅が凄かった。スペックはほぼ変わらず、直径が0.5mm小さい以外はトランスミッションと変わらず。だいたいモノ→バイ、バイ→モノ化に対してサイズなり重量なりが変化するのだが、ここまで変化が少ない機種も珍しい。説明でもあるようにステンレスリムだけで約50gと非常に偏った設計。薄く広くリムを敷いており、トランスミッションと比べるとリムはペラッペラだが、重量は変わっていない。振ってみると一投目から力強さが違う。ストリングの抜けが重い。バイメタルあるあるだが、一通りトリックをしてわかる異常なスリープの伸び。トランスミッションでも十分な伸びがあったが、クロスレシオとなって輪をかけて強化された。それこそそんじょそこらのバイメタルなんぞ軽く蹴散らせるだけのパワーがある。代償としてトランスミッションに比べると軽やかさや反応が鈍くなった感があるが、あくまでもトランスミッションとの比較で合って、バイメタルの中では操作性は高く、出来る限りトランスミッションからフィーリングを変えないようにしているような感覚だった。ステンレスリムも薄く広くしていることでリムに重さが一点集中せず、リムの主張も思ったより少ない。お陰で動かしている際はモノメタルに近い感覚で扱える。相変わらず幅広なので乗せやすさは言わずもがな。直径が小さいので幅に気を付ければゴチャ系もやれそう。バイメタルらしいバイメタルなのだが、自分の想像以上に上をいっていた機種だった。トランスミッションがスポーツカーならクロスレシオは耐久レースを走るオフロードカー、のような感じ。軽やかさを代償に、ガッチガチの装甲を手に入れたが、それでも失うものは最小限に。粘って粘って、粘り勝つ。使っていてそんなイメージのあるヨーヨー。 トランスミッションを持っている人ならそこまで違和感なく乗り換われるが、互いに長所と短所を相互補完しているような感じなので、パワーが欲しいならクロスレシオ、スピード・操作性を求めるならトランスミッションといったような使い分けも可能。勿論性能の高さからバイメタルで主力を探す人にもオススメだし、アンダーサイズバイメタルが欲しい人にも突き刺さる。純粋に最初のバイメタルとしても悪くない。買って損は絶対にないので興味があるなら是非手に取ってみてほしい一品。