恐らく現行機種で一番競技機種に近いひとつ
年末に買ったワンドロップの機種の一つ。軽くレビュー。例に漏れずベアリングはセンタートラックベアリングに換装した物のレビューとなっております。 最初見た感想は「形状がウィンダウンダリーっぽい」だったが振ってみると全く別物だった。スペックはかなり大きく、直径も幅もかなり大きめ。シェイプもワンドロップにあるまじきシンプルさと競技ヨーヨー感。ブラストの仕様に気付かなければどこか別のメーカーだと勘ぐってしまいそうなくらいにはワンドロップ感は薄い。ピックアップアイテムコラムによると、どうやら実験色が強いらしく、それがワンドロップらしからぬ雰囲気を出しているのではないか。持ってみると大きいのは勿論だが、ガッチリ感が強い。材質がA7075だからだろうか、形が似たウィンダウンダリーは「ペラい」感覚だったが、こちらはひ弱さは全く感じられない。投げてみると、モノメタルでは珍しい若干癖のある投げ出し。いわゆるバイメタルっぽい、後ろによれていく感覚。大きさに対して重量は平均的なので動かし辛さは無いが、スピードプレイに向くかと言われるとちょっと疑問符がつくかもしれない。商品説明文でもあるが、しっかりした手ごたえに加え動きがゆったり目になるので中々に摩訶不思議なフィーリング。スリープの伸びは抜群で、そんじょそこらのモノメタルくらいは一蹴できるくらいには高性能。人を選ぶだろうが、性能「だけ」を見れば全然競技にも使える。というか今回買った機種の中では一番競技に向いていると断言できる。それでもそこで終わらないのがワンドロップ。言葉では中々に説明しづらいフィーリングこそがワンドロップらしさであり真骨頂なのだろう。値段も中々に手が出づらい所ではあるが、余裕があったら交換用のベアリングと一緒に購入してそのフィーリングを実感してみてほしい。