恐らくアリエス系統で最強クラスの競技向けヨーヨー
ファーストロットが買えなかったので涙を飲んだが、二回目は何とか買えたので軽くレビュー。 商品説明通り『アリエス』『ザ・メタル・オブ・ザ・フューチャー』と同じ構造のヨーヨー。つまりは第三弾。メーカー側も経験値がたまって洗練されてきたのか、サイズと見た目に大きな違いが出てきた。まずサイズだが、前者二つがオーバーサイズだったのに対し、今作はサイズ的にはフルサイズと変わらない。つまり小型化できたわけだが、その理由が二つ目の見た目。前者二つのステンレスリムはダブルリムの様な見た目で太く短い。そして外側のアルミリムを大きく取り付けてサイズを稼いでいたのに対し、今作はステンレスリムを薄く広くし、外側のアルミリムを最小限の大きさに抑えている。よって見た目がインナーリムタイプのバイメタルの様に見える。しかし買ってよく観察して分かったことだが、実際は「カゲロウやハイドロジェンクラッシュのような薄く広いステンレスリムの上に更に最小限のアルミリムを装着している」ので、正体はアウターバイメタルに近いという事が判明。勿論リムの付け方や形状は厳密には違うだろうが、ほぼアウターリムバイメタルと見て相違ない。つまり通常のアウターリムバイメタル+アルミリムの重量なのでバイメタルとしては異例の68gという重量級ヨーヨーとなっている。恐らくだがステンレスリムの割合が大きいからか、重量もあってスリープの伸びは『アリエス』『ザ・メタル・オブ・ザ・フューチャー』と比べると歴然。むしろ同社の『セガモンテ』に近い位大幅に強化されている。重量も重い分、キャッチの際や操作中の手ごたえもかなりのものだが不思議と動かし辛さはあまり感じない。形状もステップラウンドと馴染みやすいからか、重さを気にしなければ今までのyjのラインナップの中でもかなり常識的な部類に入る。安定性も高く、縦コン中でも露骨に変なストリングのかかり方等が無い限りそうそう傾かない。また写真では分かり辛いがボディ側のアルミボディはブラスト無し、リム側(ロゴが入っている部分)のアルミボディはブラスト有りとなっている。同社でこのタイプのバイメタルの中では断トツの競技向け性能を誇ると断言できるほど高性能。料理で言うと「材料や調理法は奇天烈なのに、完成品は至極真っ当な見た目と味の料理を出された」感じだろうか。値段は張るしこのレビューを書いている時点で在庫も少ないが、間違いなくyjのラインナップでも上位に食い込むポテンシャルを持っている。推しの人なら是非手に取ってみてほしい。