C3yoyodesign - Scintillator
あえての"浅い"スポットで、フィンガースピンを長くキープ。
『リマスターギャラクシー』の系譜を継ぐ、ローポリゴン系ワイドヨーヨーです。C3ヨーヨーデザインのメディアディレクター、シンプソン氏のシグネチャーモデルであり、風変わりなストリングトリックを好む彼が作り上げたのは、近代ヨーヨーのアイコン的存在となったトルネード・バインド(DNA)も射程範囲に収めたデザインでした。
そのため、もちろん今作もフィンガースピンスポットを搭載しています。しかし今作は『スピーダホリックXX』のような、近年主流の丸いくぼみのフィンガースピンスポットではないのです。
指先がかろうじて入る小さな"浅い"スポットなのが特徴であり、指が太い人でも、肌とボディが触れる面積を可能な限り減らすことでフィンガースピンを長くキープできるというデザインになっており、人それぞれの指の形や太さの違いによるヨーヨーとの接触に関わる差を可能な限り埋めることに成功しています。
また、このデザインによってサイドフェイス全体がフィンガースピンの受け皿となっているため、「フィンガースピン初心者でも、まず水平状態のヨーヨーを指に乗せる」ことが容易になっています。
カチッとはまる安定感が必要な場合は、『スピーダホリックXX』のような丸いくぼみのものを選ぶべきですが、最初の乗せやすさや指の形によるキープの難しさを解消するためには『シンチレーター』が推奨されます。
通常のストリングトリックに対するフィーリングとしては、硬く鋭い操作感でありながらも幅広い設計のため、スピードを出しやすいタイプのヨーヨーに仕上がっています。レール系のコンボはもちろんのこと、ホップ系やホリゾンタル系にも適しており、自身のスタイルに"速さ"や"派手さ"をプラスするのに最適です。
また、1Aだけでなく5Aにもおすすめです。幅広い設計によるマウントのしやすさはもちろんのこと、鋭い操作感は切り返しのしやすさにも良い影響を与えており、軽い力でも最短軌道で旋回してくれるようなフィーリングが、ビー・スティング系でしっかり効果を発揮します。
メーカーコメント
シンプソン・ウォン・ワイ・シーク氏のシグネチャーヨーヨー「シンチレーター」がついに正式に発売されます!
シンプソン氏はC3メディアプロデューサーであり、かつてのロングスリーパー世界記録保持者でもあります。シンチレーターは、彼のお気に入りのC3モデルと革新的なデザインを融合させ、高性能かつ手頃な価格のモノメタルヨーヨーとして競技レベルのトリックにも対応しています。さらに、フィンガースピンやDNAなどのトレンディな特徴も取り入れられています。
シンチレーターは幅49mmで、シンプソン氏が以前使用していたマスター・ギャラクシーやギャラクシー・ダイバー・シリーズよりも幅が狭いです。このヨーヨーの特徴的なHプロファイルは操作性と正確性を高め、56.21mmの直径と中心部の軽量により、長時間のスリープと正確なコントロールを実現します。
シンチレーターの特筆すべき特徴の一つは、フィンガースピンハブです。フィンガースピンハブは、簡単に指を配置し、角度を調整できるように設計されており、フィンガースピントリックを多彩に楽しむことができます。また、シンチレーターのH型デザインはさまざまなストリングトリックに適しており、精度と安定性を向上させています。
シンチレーターは先進的な機能を備えながらも、日常的な使用やソーシャルメディア上での「DNA」トリックにも優れています。その浮遊感と確かなコントロール性は、幅広いプレーヤーにバランスの取れたヨーヨー体験を提供します。
最後に、見逃せないのは名前の由来です。新しいヨーヨーにとって、ネーミングは最大の難関の一つです。シンプソン氏はScintillatorという名前で複数の言葉遊びをしています。
まず、Scintillatorは「閃爍體」という意味になります。シンプソン・ウォン・ワイ・シーク氏の元の名前は黃偉鑠(ウォン・ワイ・シーク)で、英語の表記はどちらも「S」で始まります。ウォン・ワイ・シーク氏の名前にある「鑠」は中国語で明るく輝くという意味であり、鑠と爍は中国語で同じ意味を持つため、シンチレーターと鑠(シーク)には共通の意味があります。
また、シンプソン氏の日本語名は「シンプソン」、シンチレーターの日本語名も「シンチレーター」となっており、どちらもカタカナで「シン」で始まります。シンプソン氏を代表するヨーヨーとして、この独創的なアイデアは非常に魅力的です!
コラム:ピックアップアイテムFROM渋谷店「シンチレーター」