iYoYoの基礎ともいえる機種。時代遅れ?そんなことはない!
もう入荷することはないだろうと思っていたら急に再入荷したので軽くレビューしてみます。材質違いとなるアイスバーグも所持しているのでこちらとも軽く比較を。iYoYoの人気機種であるアイスバーグの元となった機種であり、シェイプ、サイズはほぼ変わりません。違いといえばフィンガースピンスポットの形状とこちらの方が約3g重いこと。フィンガースピンスポットは中心、二段目と浅く窪んでいて三段目が逆に膨らんでいます。iYoYoの特徴でもある丸み、というより角のまるいHプロファイルのおかげで握った感覚はそこまで硬くないです。アイスバーグに比べて重いものの、アイスバーグがリムの重さを主張するのに対してスチールは「一体感のある重み」といった感じで、体感的には逆にスチールの方が軽く感じてしまうかも。投げ出し、動かしている間もアイスバーグは金リム特有の軽くありながらリムの重みで安定性・スリープの伸びを出すのに対してスチールはバイメタルとしての「アルミ・ステンレスリムの金属としての一体感」で回る感じがします。剛性が高い(?)といった感じなのか・・・?そのおかげかアイスバーグに比べると地に足が付いたような落ち着き感があります。実際約3g重いので当たり前と言えば当たり前ですがwスリープの伸びは流石バイメタルといったところで今の環境じゃ若干狭めともいえる42cmの幅もあってか静かに回っていても回転力が強いです。キャッチも角が丸いおかげでスチールという名前ながら柔らかいのもマル。アイスバーグの商品紹介にも書いてあるように、軽さ・操作性を優先するならアイスバーグ、安定性・重めのフィーリングを重視するならスチールといった使い分けができます。アイスバーグユーザーなら「ドッシリ感覚で安定性が上がったアイスバーグ」という感じでそう違和感なく使えると思います。むしろこっちの方が重さ的にしっくりくる人もいるかもしれません。スチール単体で見ても現在のバイメタル機種と比較しても遜色ない性能で、今ではあまり見かけない縦長形状を活かして3Aとかごちゃ系に使う人が出るかも・・・?2015年販売ながら現在も十分通用する性能を持ったスチール。実際シェイプがアイスバーグ、タイタニックと受け継がれているあたり名機だと言っていいのでしょう。バイメタル選びの選択肢の一つとしても十分だしアイスバーグユーザーの方にもお勧めできる機種です。