一見だけではもったいない出来
ハチェットSSの出来もあり興味が出たため購入。岡田さんがこのヨーヨーの前身ともいえる「レイブ」に思い入れがあるようで、是非とも言っていたので中々に期待。軽くレビュー。ちなみに名前は英語で「一瞥、一見」の意味だそうな。 前身であるレイブ自体、当時のプレイヤーからのフィードバックを集めて制作した(当時としては)幅広でかつバイメタル、しかも安価という機種であった。今回のグランスはそれを現代ナイズさせた機種にあたる。まあ簡単に言えばセルフリメイクである。スペックはそこまでとびぬけた数値はなく、幅50mmを超える以外はバイメタルとして平均的。シェイプ・形状だがHプロファイルの分類ではあるが、どちらかというと少しバンプをつけたラウンドに近い。ラウンド系HプロファイルだとヨーヨーファクトリーのアビスやiYoYoのヒドラが思い浮かぶが、グランスは中央の傾斜がより少ない・緩いのでぱっと見ラウンドのように見えてしまう。案外こういう形状のバイメタルは少ないので貴重かも。サイドフェイスもなだらかでスッキリしており目のロゴが映える。このあたりは前身のレイブからの引き続きだろう。 使い心地だが、やはり値段に対しては良くできている。ハチェットSSが露骨にステンレスリムを強調させるパワー型に対し、グランスはステンレスリムのパワーを持ちつつ角を落とした落ち着きのある振り心地になっている。ハチェットSSに比べて手ごたえが柔らかで、ラウンド系特有のゆったり感が振っていてわかる。ハチェットSSが左右のステンレスリムで「二輪」のように感じるのに対し、グランスは一本の丸太のように「分厚い一輪」のような感覚。幅広だがパワー不足にはならず、スリープの伸びもしっかり。対費用効果としては十分すぎるくらい回るだろう。総じて、ハチェットSSに比べて振りやすく、万人向きに調整したような機種に仕上がっている。それでいて値段は10900円。やっぱり安い。流石にハチェットSS程ではないが、それでも世間一般のヨーヨーと比べれば圧倒的に安い。しかも全て多色スプラッシュという贅沢さ。普段は値段の関係で単色派な自分だが、こういう時は贅沢感を感じられてありがたい(笑) ラウンド系Hプロファイルヨーヨーのバイメタルとしてもなかなか例を見ないので興味がある人は手を出すのも全然あり。何しろこの値段なので昨今の2万円近いバイメタル1個に対してこちらは2個買えるという圧倒的アドバンテージがある。バイメタルながら使い潰しの利く外出用、予備用と揃えられるのはデカい。試しの1個としてもバイメタルで1万なら傷は浅く済むし、1万でこの性能ならそう簡単にお蔵入りすることもないだろう。勿論コスパ重視で最初のバイメタルとして買ってもOK。「バイメタルはこういうもの」というモノメタルとはしっかりした違いを感じ取れるのでバイメタル入門としてもいい。現在(リワインドのラインナップを見て)安価ながらも一定の性能を保持する中国大手であるトップヨーが品薄である分、オフィサーが間隙を縫って入ることができるか。今後のオフィサーのラインナップに期待したい。












