シンプルイズベストを突き詰めたモノメタル
アンチモノを買ったということで、勿論こっちも意識して購入できたので軽くレビュー。 最初に謝りたいが、ぶっちゃけアンチモノを買わなかったら見向きもしなかった機種であり、アンチモノの最大の特徴であるプラ要素を無くしてモノメタル化したヨーヨー・・・それただのモノメタルじゃん、と言う感じで正直期待していなかった。しかし、いざ振ってみるといい意味で裏切られた。 スペックとしては直径が1mm小さくなり、何気にアクセルの長さも短くなって軽量化されている。最大のアピールポイントは塗装で、商品説明文に全て書かれているがリムの境目から見事に外側がブラスト有りのマット面、フェイス側がブラスト無しのシャイニー面となっており、あたかも二つの部品を組み合わせたかのような風貌になっている。しかし実態は境目から綺麗に塗装が分けられているモノメタルだ。名前に偽りなく、一見すると本当に部品を組み合わせたように、見事に分けられている。塗装のはみ出しなども無く、ネタばらししないと初見ではまず気付かないだろう。とまあ見た目は面白いが重要なのは性能。振ってみると、思った以上にスリープが伸びる。アンチモノよりは重量感を感じるが、それが安定感となって動かしている際の安心感は高い。ステップラウンドで見事に尖った所が無く、色んな意味でフラットなヨーヨー。人によっては器用万能・器用貧乏が分かれそうだが、個人的には万能寄りだと思う。柔らかいフィーリングながら最後まで粘る伸びはモノメタルでも屈指。なのでアンチモノのモノメタル版、というより意匠を凝らしたステップラウンドモノメタル、と言った方がいいかもしれない。何はともあれアンチモノとはしっかり住み分けが出来ているので見掛け倒しにはならなかった。値段も6500円なのでちょっとカラーリングや見た目に贅沢したいしたい人にも優しい。あくまで個人的意見だが、クラウンではちょっと軽いかな・・・と思う人にはピッタリかも。 形状とスペックがバランスよくまとまっているので誰にでもオススメできる機種。見た目も面白いが性能も十分なのでパフォーマンスとかで使っても面白いかも?センスのモノメタルは他機種が特徴的なスペックなので平均的な物が欲しい人はどうぞ。