コロッサスの新たな可能性
コロッサスSが買えずに涙をのんだが、練習会で友人が持ってたのはまさかのインナータイプのバイメタルコロッサス!勿論発売したら買いましたよ、ええ。そんなわけで軽くレビュー。 スペックは歴代コロッサスとはちょっと異なり、重量は6寄り、直径は7寄りとなっており、幅に至っては44mmを切って43mm台なので大分スリム。逆に形はサイドフェイス・シェイプ共に大分6に類似しているので元モデルは6だろうか?使い心地は「コロッサス+粘り強さと重量感」といったところ。リムの付き方は最近少しずつ増えてきたインナーから地続きにアウターに付いているタイプ(アストレアやアノマリー、最近だとトライアルのタイプ)で、アウターリムながら癖が少なく、振っているとモノメタルと勘違いしてしまいそうなくらい違いが少ないが、一度勢いが乗るとコロッサスにはない「重量感」がリムにしっかり乗っているのが分かる。それでいてスリープの伸びも着実に伸びており、同じ手癖のコンボでもコロッサスに比べて余裕が感じられるくらい伸びている。厳密にいうと最大パワーがゆったり持続するタイプで、そこまでパワーを感じないが思った以上に回転力が残っているイメージ。なのでバイメタルなのにパワー不足かと思って使っているといい意味で期待を裏切ってくれること間違いなし。そして重量感と共に傾きづらさ・安定性も向上。モノメタルコロッサスに比べても明らかに縦コン中に傾くことが少ない。ただ、バイメタル化した影響で、モノメタルコロッサスにあった持ち味である軽やかさは少々ダウンしている。重量差は殆ど無いが、フィーリングは結構重くなっているのでモノメタル版と同じようにハイスピードトリックをやろうとするとちょっと厳しいかもしれない。そしてこれだけの性能で9000円。高価なモノメタル並の値段で買えてしまうのだ。モノメタル版と同じく十分お釣りがくるレベルの性能。コロッサス好きは勿論、初バイメタルにもいいし、モノメタルに近いフィーリングのバイメタルが欲しいという人にもよし。またステンレスリム形状やスリムな幅、個数の揃えやすさから3Aにも最適。正直、薦めない理由が無いレベルでオススメのバイメタルに仕上がっている。コロッサス7と同じく売切れたら再入荷が難しいかもしれないので、迷っているならお早めにどうぞ。