パフォーマンス目的なら十分な性能
前作が買えなかったので今回は買おうと意気込んでいてなんとか購入。軽くレビュー。 前作を持っていないので振り比べはできないが、変更点はプラ部分がPOMからポリカになり、材質がA7075へ、そしてアクセルがM5となった点。全体的にガッチリとした仕様に変更したイメージがある。持った感想は「デカい・軽い・ペラい」の三点。大きさは言わずもがな。ただ大きさに対して横幅はそこまで大きくないのでオフスト機種よりも1A機種としての側面がやはり大きく出ている感じ。そして大きい割に軽い。材質も硬くなってもっと薄く削っているのかもしれないが、思っている以上に軽かった。そしてペラッペラ。デカくてガッチリしているのに持っていると紙のような印象を受ける、不思議な機種。振ってみると、大きさの影響もあって少しもっさりした感じの癖が有るが、大きさの割に普通の1A機種として使える性能。材質が硬いからか切り返しが良く、大きさからくる扱い辛さは最小限に抑えているように思える。ただどうしても縦・横どちらにも大きいのでトリックの特性は偏る。乗せやすくはあるがゴチャ系やチョップスティック系などの隙間を通すトリックは厳しいし、気を抜くとアトムマウントさえ二本乗りかねない。ポリカボ部分はサラサラ仕様で、この感触もあってより硬く鋭いフィーリングになっている。フィンガースピンスポットは一見乗せ辛そうに見えるが、意外にも使い勝手は良好。フィンガースピンが苦手な自分でも結構な高確率で乗ってくれる。サラサラ仕様で爪が短い自分でもそこまで弾かれることが無いし、なにより自重が重たいので簡単には弾かれない。また大きさ・重さがあるのでサイドスロー~跳ね上げをした後の安定感が高いのもポイント。スポットはスピホリFXよりもやや大きめ・深めになっており、穴にはまった際の安定性も高い。理屈は測らないが、他の機種に比べて指が真ん中を狙いやすい気がする。スリープの伸びは大きさに反してそれなり。やはり最外周がプラなのでそこまで伸ばせなかったのかもしれない。纏めると、大会にはちと難しいが、パフォーマンスには十分な性能。紹介動画でやってるサラバント~インフルエントや足下でのトラピーズ~ホップなど乗せる状況が難しい場面ではひときわ輝くだろう。C3のIXシリーズと同じく、適材適所のようなヨーヨー。フィンガースピンもできるのでアピール目的ならこれ以上ない性能。気になったら買ってみるのもアリ。