REWIND x SUS YOYO MECHANICS - Act
目指したのは3Aオールラウンダー。3Aインストラクター、松田正太郎選手シグネチャーバイメタルモデル。
サスヨーヨーメカニクスとリワインドのコラボレーションモデルであり、サスヨーヨーメカニクス初の3Aヨーヨーです。
本作『アクト』は、リワインド3Aインストラクターの松田正太郎選手シグネチャーとして製作されており、高見祐希選手シグネチャー『トライアル』と一部の設計コンセプトを共有した兄弟機です。
3Aを始める方のためのスタンダードなヨーヨーとして、そして3Aプレイヤーのための信頼できる武器として、松田選手の長年の経験と、3Aインストラクターとしての知識がふんだんに詰め込まれて生み出されました。
直径は『アクト』のほうが1mm大きく、幅は『トライアル』のほうが0.6mmほど広くなっており、サイズ設計に各々の思惑が見えます。しかし、それにも増して大きな違いはリムの接合方法でしょう。構造上、『アクト』はアウターリム、『トライアル』はインナーリムであり、両機種とも重量はほぼ同じ66g台でありながら、重量バランス自体はまったくの別物。
どちらも3A入門からエキスパートまで対応する最上級モデルで、シルエットも非常に近しく、どちらから3Aを始めても活躍してくれること間違いなし。それぞれの制作コンセプトを知ると、より本作の性格を深く知った上で3Aに臨めます。ぜひ設計コメントも、ご本人からのコメントもご覧ください。
コラム：ピックアップアイテムFROM渋谷店「アクト」
SUS設計者コメント
リワインド2Aインストラクターの高見祐希選手から「3Aで活躍できる自分好みのヨーヨーが欲しい」とのご相談をいただいたことから製作がスタート。3Aインストラクターをされている松田選手にもアドバイスをいただきながら設計を進めたところ、コンセプトや方向性にさらなる可能性を感じ、それならばいっそということで別々のモデルとして突き詰めた二機種を制作することになりました。
直径・幅・重量、そしてリムの接合方法と外観は別のモデルのようになっていますが、基本的な形状は全く同じとなっています。特にエッジからコントロールエッジまでの形状は全て同一に。幅方向の重量配分もほとんど同じで、パワー以外はかなり近い数値になった共通の『骨子』を持つまさに兄弟機です。
どちらもバイメタルらしくハイパワーなモデルとなっていますが、松田選手の『アクト』は、投げ出しの重さを軽減しつつもよりパワーによる安定感を求めた特性に。高見選手の『トライアル』は、3A向けのサイズ感ながら、他部門メインのプレイヤーが3Aに挑戦しても違和感の感じにくいバランスになっています。
直径とアウターリムから生まれるパワー重視の『アクト』か、重量とインナーリムによるバランスが際立つ『トライアル』か。
骨子が同じでも、全く違うアプローチで生まれた兄弟機。ぜひ使い比べてみてください。
松田正太郎選手本人コメント
『アクト』は、重さ・直径・横幅を総合して、僕なりの "3Aのド真ん中" を示しました。そのため、なにかを極端に尖らせたヨーヨーというわけではないのですが、だからこそ心地よく3Aに使っていただけるモデルになったと自負しています。
もし3Aのトリックにおいて、重要視される五角形の性能グラフがあるとするならば、5段階中すべてが3.5以上に相当するであろうヨーヨーになっていると思います。
「これぞバイメタルだ」と特に感じる極力な回転力と、とにかく傾きにくい姿勢の安定力こそ『アクト』の真骨頂。そして、3Aで欠かせない "投げやすさ" にも着目し、兼ね備えさせています。リム付近を厚く設計していただいたので、強度も申し分ありません。
カジュアルに3Aに触れてみたい方から、ハードな練習をこなすコンテスタントまで、3Aに挑戦するすべての人が安心してプレイできるヨーヨーになるよう、こだわりを尽くしたヨーヨーです。
松田選手おすすめセッティング
※3Aでの使用を想定したセッティングです
