mowl - Vigilancia
サーベイランスがモノメタルバージョンに。
マウルのフラッグシップであり、田中大輝選手のシグネチャーでもある彼のモデル『サーヴェイランス』がモノメタルになりました。
ヴィジランシア(Vigilancia)は、サーベイランス(Surveillance)のスペイン語にあたります。
数値や項目におけるスペック上はシェイプ、サイズともにサーヴェイランスそのままで、違いはリム以外にほとんどありません。それは逆に、重量配分がまったく別物になっていることの証明でもあります。
ヴィジランシアは、常に力強さを主張してくるサーヴェイランスとは異なり、単一金属によるボディで、サーヴェイランスらしいスリープの伸びを受け継ぎつつ、軽やかで操作性の高いヨーヨーに生まれ変わっています。
スリープが消耗してきてからの姿勢の安定力が高く、一定のパワーを最後まで保ってくれるようなフィーリングの安心感のあるヨーヨーとなっており、さりげなく "バイメタルをベースとしたヨーヨー" らしさがうまく溶け込んでいます。
メーカーより
2017年10月に田中大輝の#mowls シリーズの最初のモデルSurveillanceを発売し、その後様々なモデルを発売してきました。
2020年春からサーベイランスのモノメタル版の設計がはじまり
モノべラスの開発コードネームで開発を進み田中大輝モデル初となるモノメタルモデル Vigilancia-ヴィジランシア-が完成しました。
サーベイランスを開発した際のコンセプトは「バイメタル構造で制御しやすいヨーヨー」でした。それはバイメタル特有の回転力を保持しつつスピードを出したいだけ出せて、トリックの強弱を付ける時には止めたり素早く動かす事ができるヨーヨーでした。
サーベイランスは進化の過程で素材に7075を用いた新型のサーベイランスがありますが、新型サーベイランスはバイメタルとしての性能を強化する方向性で設計されたため旧サーベイランスにあったような独特な感触は薄れました。
Vigilanciaはサーベイランスの特徴を残しアルミニウムボディのみで造形しどうサーベイランスに近づけるが一番大変な所でした。
何度もロトタイプの制作を行い回転力がプレイ時に手元に伝わるサーベイランス特有の感覚をモノメタル版でもうまく表現できました。
Vigilanciaは単なるサーベイランスの廉価版ではなく、旧サーベイランスから連なる新しい#mowlsシリーズのファミリーです。サーベイランスらしさをこのVigilanciaで感じ取っていただきたいと思います。
旧型サーベイランスを進化させた新型サーベイランス、そして今回のヴィジランシアはモノメタルでもバイメタルに負けない回転力とコントロール性をコンセプトに、これまでのSシリーズに新しい選択肢が増えました。
・Vigilancia" のアートワークについて
眼の高さに持って照準を目標物に合わせる”レンザティックコンパス”をモチーフにしたVigilanciaのアートワークは、#mowlsシリーズの人気機種サーベイランスを連想させます。
レンザティックコンパスは目標物の方角を正確にとらえるために覗き窓があり、現在地点の把握、目的地の方角を正確に測る事ができ、山道で迷った時でも即座に自分の位置を知る事ができると言います。
軌道修正や正確性を意味するコンパスをモチーフに、”正しい導き”を表現した作品です。