ここまでくると最早唯一無二の性能。「軽くて回る」の極致
シュトパンヨーヨー新作はレオスナイパーの最新作。ファーストロットは買い逃したので今回は発売後すぐに注文してゲット。軽くレビュー。 自分は7068バージョンしか持っていないので厳密な振り比べではないが、スペックは僅かに違う。重量は約1g強軽くなり、幅はステンレスリムがはみ出た影響で1mm弱大きくなった。やはり一番の違いはリム。インナーの真鍮リムから外側へはみ出すようにインナーから地続きについたステンレスリムへ変更。あとは素材の違いか、ブラストの手触りがサラサラからツルツルっぽい感じになっている(説明文にもあるがブラストが減っている)。投げた感想はと言えば、個人的には「長所を保ちつつアップデート」と感じられた。レオスナイパーの長所は軽さによる操作性と軽さに反するほどのスリープの長さ。真鍮インナーリムのお陰でインナーリムながらスリープの伸びも素晴らしく、それでいてバイメタルのような投げ出し癖も少ない。そんな長所の中で、今作はそこに「安定性」をプラスしている。使っていて明らかに傾きにくい。また軽くなりながらもスリープの伸びも維持。むしろ微増しているとも感じられる。なので今までのレオスナイパーに慣れている人も違和感少なく乗り換えできる。このヨーヨーをメインに使っている人がどれだけいるのかと言われると閉口するしかないが・・・。唯一の差異は良くも悪くも「バイメタルらしさ」が出ている所。リムの形状変更で投げ出しにバイメタルらしい「癖」が出るようになった。簡単に言うと投げ出しの際に後ろに引っ張られていく感覚。一般的バイメタルに慣れている人なら特に気にしないだろうが、レオスナイパーに慣れている人だと慣れるのに苦労するかもしれない。そんな違いがありつつも、総合的に性能はアップしていると言っていいと思う。シュトパンヨーヨーにいつも言えることだが、性能は二の次であり、生産も持続性は無い。なので「競技用ヨーヨー」として買うのならお勧めしない。勿論前述したように使用するに十分な性能は保持しているが競技プレイヤーに向けて作ったヨーヨーではないので癖は強い。それに継続して販売する保証は無く、今回売切れて次に入荷する保証はない。自分の様に興味本位で欲しい人や、シュトパン推しの人、コレクターの人は残っている間に買うことを強くお勧めする。少なくとも、買ってガッカリさせるようなヨーヨーではないことは事実。また、「本体」であるストーリーブックが欲しい人も注意だ。