C3yoyodesign - Flawless Air
C3ハイエンドオフストリングモデルの、軽量ポリカーボネイトバージョン。
世界大会4A部門六度の優勝を誇る、岩倉玲選手のシグネチャーモデルです。同じく彼のシグネチャーモデルであるC3ハイエンドモデル『フローレス』のアナザーバージョンで、オリジナルのPOM素材よりも硬い、ポリカーボネイトを採用した軽量版となっています。
切削によって成型しているため通常のポリカーボネイト製のものよりも初期精度が高く、なおかつ厚みが不要な箇所を突き詰めて削った設計を可能としています。それはすなわち依然ハイエンドモデルとしての基本性能の高さを持ち、その上で差別化が成されているということ。
本作は軽量化されたボディもさることながら、硬い質感も後押しして、機敏さと素直さが両立したストレスフリーなコントロール感が特徴。こうした特性だけを見れば、力強さ・パワーを意識している通常版とは別物のように思えますが、実際にはかなり違和感少なく相互に移行できるほど互換性が高く、「近い感触で使うことが可能でありながら、その違いを楽しむことができる」といった感覚のほうが正しいでしょう。通常版と同じく、オフストリングを極めるにふさわしい完成度です。
ハイスペック・オフストリングモデル「フローレス」の”もう一つの完成形”、それが「フローレス エア」です。
【付属のスペーサーについて 】
ステンレス製の厚みが異なるスペーサーが付属。スペーサーを付け替えることで、ギャップを細かくカスタマイズできます。ギャップが狭くなるほど戻りが強くなります。
※旧ロットはアルミ製のスペーサーが付属します。
上からギャップが広く→狭くなります。カッコ内は両面装着時のギャップの理論値です。
・パープル(2.737mm)
・グリーン(2.417mm)
・ゴールド(2.097mm)
《岩倉 玲 選手 本人レビュー》
現行フローレスとの大きな違いは「素材」と「重量」。
昨今のオフストリング機種のメジャースペックと比較すると、比較的重量級の現行フローレス。しかしトリックを実行していく中で絶対的な安定感/安心感が欲しい大会、風が吹く野外のパフォーマンスでは、そのスペックが大きな助けとメリットになります。
しかしクイックな切り返し/リジェネレーション系トリックを多用する選手や、オフストリングを始めたばかりの方、小さなお子様にとっては、その重さが敬遠されてしまう事もしばしば。今回のフローレスエアは84.1gから73.6gと大幅に軽量化。より幅広いスタイル層、レベル層のプレイヤーにおススメできる機種に仕上がりました。
特にポリカーボネイト素材の使用感は、ストリング上でのスムーズな挙動を実現してくれる事は勿論、最低限の力の掛け方でトリックが移行できる/リジェネレーション系トリックがどんどん繋がる爽快感等、オフストリングの魅力を存分に味わわせてくれる要素が詰まっています。ソロハム系トリックにおいても「軌道の切り返しがスムーズに行える」「アンチスピン系トリックにおいてヨーヨー同士の距離が開きやすいので安定感が増す」等はエア独特のメリットです。
これまで重さやフィーリングが要因でフローレスを触る機会がなかったという人は勿論、フローレスを愛用頂いている方にも、オフストリングというスタイルをより幅広く楽しむ、そして突き詰めるための相棒としてお勧めしたいヨーヨーです。
そしてもう一つ、パフォーマーとしての視点から。クリアボディをベースとした本機種のカラーバリエーション/色合いは、ステージ上における存在感が大変素晴らしく、パフォーマンスをより良いものにしてくれる大きな武器になると感じます。
オフストリングを突き詰めるというフローレスのコンセプトを継承しつつ、また違った形での答えを提示してくれるヨーヨー、それがフローレスエアです。
おすすめセッティング
初心者おすすめ
コントレイル、フローレスエア、フローレスで共通です。
- Kストリングのベーシック ノーマル、もしくはバインドストリング スリム
- 一番うすいスペーサーを両面に搭載
- その他は初期搭載のまま
コラム:
2023年 World Yo-Yo Contest (ヨーヨー世界大会) 4A部門 Gun Ju Eom 選手 使用ヨーヨーセッティング公開!