ミニチュアベアリング専用ドライ被膜キット

Bearing Dry Coating Kit

独自のメンテナンスを研究する、「かんとく」さん作のベアリングコーティング剤です。

最先端の特殊な技術でベアリング内部に特殊なコーティングを施し、回転性能を大幅に向上させます。

今後、ベアリングのメンテナンスの新常識になるでしょう。

※必ず使用方法を良く読んでご使用ください。

Ⅳ液(Ⅳ-C)　撹拌球入り 色つきキャップ
　速乾性アルコールベースドライ被膜
　マイクロ・ナノオーダーの各種被膜成分を配合
　回しながら乾燥する事で強固なドライ被膜を形成
　乾燥時間は無水エタノール相当

Ⅶ液(x5Ⅶ)
　遅乾性ウォーターベースドライ被膜
　ナノオーダーの被膜成分を純水に強力に分散
　ベアリングのメンテと静音化、鍛える効果に優れる
乾燥にかかる時間は水そのもの

●処理方法

・簡易な処理方法　※ベアリングのシールドを外さないでも処理できます。
　Ⅳ液を良く振り混ぜ半滴から１滴ベアリングに挿したら指でゆっくり回して馴染ませ、ヨーヨーにつけて数分間振り続ける。
　※Ⅳ液はオイルメンテのままでも処理できますが、事前の脱脂をオススメします。（被膜が定着しにくくなる為）

・推奨される処理方法　※オープンシールドでの処理をオススメします。（特にⅦ液）

　手順１：Ⅳ液・Ⅶ液共通
　　ベアリングを脱脂洗浄する。
　　ドライ被膜のボトルを良く振り被膜成分をしっかり混ぜてからノズルの先をベアリングの隙間に触れるようにして　　半滴～２滴ほどを ベアリング内部に挿す。（多めに挿して隅々まで馴染ませ、余分な液を落とすと良いです）
　　指でベアリングをゆっくり半回転、逆に半回転させるなどしてドライ被膜液をボールや保持器に馴染ませる。　　ティッシュなどをかぶせて振ったり、トントンと軽くスタンピングするようにして余分な液を落とす。
→各液の手順２へ

　手順2：Ⅳ液
　　箸やリムーバーなどにベアリングをセットし、指で弾いて回す。
　　アルコール分が揮発し、回転が軽くなるまで数分間回し続ける。

　手順2：Ⅶ液
　　ヨーヨーにセットしてロングスリープ、出来ればピンホイールやアラウンド・ザ・ワールドで慣らす。
　　乾燥するまでにより多く振ることでベアリングを鍛え、より良い被膜を形成できる。
　　＊ベースが水なので完全乾燥には数時間から丸一日程度かかります。
　　　理想はそのまま自然乾燥ですが、急ぐ場合や錆びやすい材質のベアリングなどの場合にはドライヤーなどで強制乾燥させても良いです。
　
　＊新品時から被膜処理することで初期馴 染みを安全に短期間で済ますことが出来ます。
　＊回転の軽さを追求する場合にはどちらの被膜でも完全乾燥後、ヨーヨーにつけて振ってから軽く脱脂し、
　　被膜にならなかった成分を除去してください。(呉工業のブレークリーン推奨)
　＊どちらの被膜も再脱脂、再処理を繰り返すことでより効果が出てきます。
　＊どちらかの被膜処理後に更にもう片方の被膜を処理することも可能です。
　＊乾燥後はオイルなどと組み合わせる事もできます。
　＊ドライ被膜は異物の固着やホコリの付着が少ないので被膜処理したベアリングから異音がした際には脱脂でなく
　　エアブロワやエアダスターでも異物を取り除く効果があります。脱脂せずにそのままⅣ液再処理も手軽で効果的です。

●成分の安全性と使用上の注意
　水は純水を使用しています。
　アルコールは皮膚などの消毒にも使われているものです。
　被膜成分にも基本的に有害な物質は使われていませんが、炭素（炭、煤、インクに使われるカーボンブラックなど）一つをとってもマイクロマテリアル・ナノマテリアルの状態においては安全性・有害性ともに確立されているとは言い切れません。
　したがって、 「ヒトに対する有害性が明らかでない化学物質」として扱う事が妥当であるとの観点から、

　　＊なるべく直接触れることは避け、手などについた場合はよく洗い流す。
　　＊溶液が染み込んだティッシュなどは都度、廃棄し乾燥後の被膜成分には直接触れないようする。

　　 としてください。　また、衣服につくと染色して落ちないので注意してください。