手軽にサイズDベアリング競技用ヨーヨーを手元に！
かなり個性的かつ高価なラインナップが揃うシュトルム・パンツァーの中で廉価版といった感じのD-スターター２。軽くレビューします。重さを除くとスペックは最近のトレンドを押さえたスタンダートな機種。サイドフェイスもシンプルで、シェイプもステップラウンドと万人向けの形。ただ、重量は６３ｇを切ります。サイズＣベアリングのヨーヨーだとほぼ見ない重量。ここまで軽いとスリープの伸びが足りなくなるのでは？と思いますが、そこはシュトパン製サイズDベアリングヨーヨー。実際振ると軽さに反して最後までスリープが伸びます。シュトルム・パンツァーのサイズDベアリングヨーヨー全般に言えますが、「軽いのに思った以上にスリープが伸びる」機種になっています。実重量が軽いので勿論動かす際も軽やかですが、フワフワした軽さではなく、シャキシャキした軽さで動かす際の不安感（軽すぎてヨーヨーの位置を見失ったり挙動を把握しづらい）は殆ど無いです。キャッチ時も軽さが強調されますがA７０７５を使っているからか肌触りは軽いのに硬め。総じてサイズCベアリングのモノメタルヨーヨーと遜色ない使い勝手・性能になっています。欠点としてはサイズD故のアクセサリー類の少なさ。ベアリングも性能アップの為にはほぼディフコン一択になり、パッドも専用のブレードアタックパッドのみ。ほぼストリングしか選択肢がありません。裏を返せば好みのストリングだけでセッティングを考える必要がないとも言えます。あとは値段。かなり安価になったとはいえモノメタルでは未だに少々高い部類に入ります。なので少々手が出しづらい感があります。その欠点を鑑みても、十分魅力のある機種に仕上がっていると個人的には思っています。決して色物ではない競技用サイズDベアリングヨーヨー。余裕がある人はサイズCとの違いを感じるために振ってみてはいかが？
