現代版“金リム”の到達点
ヨーヨーを始めて1週間ほど経った頃、「重量バランスが更に外側に寄っていれば更に回転力が増すのでは?」と考えた結果、“金リム”という存在にたどり着きました。 “金リム”とはプラスチックボディに金属リムを組み合わせたヨーヨーを指す通称で、10~15年前に一大ブームとなった形式の様ですが、 プラボディならではの軽快さと、外周に重量が集中することによる圧倒的な回転力は、現代でも唯一無二の魅力を放っています。 インテンシティは、現行の金リム機種の中でも幅広めの設計です。 トレンドを押さえつつも、個人的には“47mm”という幅が絶妙で、幅広のメリットを得ながらもトリック中に不要なストリングを拾いにくい扱いやすさがあります。 さらに、リム素材がアルミではなくステンレスのため、回転力は非常に高く、安定感も抜群です。 アートワークも特筆すべきポイントで、特にホワイトは印象的。 ホワイトのベースにグレーで描かれたデザインは、まるで紙面の漫画を思わせる独特の雰囲気を持っています。 一点だけ気になったのは、私が所有しているインテンシティのうち、パープルだけ購入時点でピクセルベアリングではなく一般的な曲面加工ベアリングだったことです。 世代によってベアリング仕様が異なる可能性があるため、「ピクセルベアリング目当てで買う」という方は念のためご注意ください。 まとめると、初心者の方にはバイメタルより手頃な価格で、ステンレスリムの力強い回転を味わえる機種として、 ヨーヨーの違いを比べ始めた方にはプラボディならではの軽快さと美しさを認識できる機種として、 金リムの魅力を現代仕様でしっかり体感できる、非常におすすめの機種です。











